Webマーケティングとは、商品を買ってもらうために、インターネットからユーザーを集客して、問い合わせや購入などビジネスの目的となる成果を得るマーケティング手法のことです。
効果的なWebマーケティングの実施により、商品に興味を持つあらゆるユーザーが集客でき、多くの売り上げを獲得できる可能性を秘めています。
今回は、Webマーケティングの基本的な手法を紹介したいと思います。
目次
Webマーケティングとは?
Webマーケティングとは、簡単に言うと、インターネットでWeb集客し、インターネットで商品を購入してもらうようにマーケティングすることです。
Webマーケティングで、最初に重要なのが、どのようにサイトに集客するか?です。
サイトを作っただけでは集客できません。
意外と多いのが、サイトを作って満足するケースです。
サイトを作り、サイトを広く認知させ、サイトを改善してくことが大切です。
例えば、以下のような手法があります。
また、集客したユーザーに自社の商品やサービスを購入してもらうように、ホームページの内容を改善(改良)する「LPO」やより使い易く購入しやすくフォームを改善する「EFO」などの購入導線を最適化します。
売り上げを上げるための集客からコンバージョン、リピートさせるまでの施策をWebで一貫して行うのが基本的なWebマーケティングです。
Webマーケティングを一貫して行うために、サイトへの流入経路やコンバージョン経路を確認するための効果測定(Googleアナリティクスやサーチコンソールなどの導入)が非常に重要となります。
基本的な手法をベースに新しい手法も取り入れ、時代の流れに合わせながらWebマーケティングを展開していくことが重要です。
Webマーケティングの目的
なぜWEBマーケティングを日々の営業活動に組み込んで行なっていくのでしょうか?
それは、Webマーケティングを行うことで、今や日本国内1億人以上利用してる莫大な数のインターネットユーザーの中から、新しい見込み客を獲得できる可能性があるからです。
紙(新聞・雑誌)やテレビ、ラジオなどの媒体は様々ある中で、増え続けるインターネットユーザーを新たな見込み客として取り込むことはとても魅力的です。
Webマーケティングの実際の業務
Webマーケティングのステップ
Webマーケティングの代表的な活動は以下のような4ステップで行われます。
適切な戦略を立てる
まず初めに、目標を明確にし、マーケティングフレームワークを活用するなどして、適切な戦略を立てます。
戦略を立てたら、まずは見込み客にWebサイトに来てもらわなければなりませんので集客行為を行います。
ただ多くの人を闇雲に集めるのではなく、なるべく購入や問い合わせをしてくれそうな人を呼び込むことが重要です。
集客には、検索エンジンやSNSへの広告出稿、コンテンツにSEO対策を行って検索から流入させるなどの手法があります。
接客時のコンテンツの重要性
集客はできてもコンテンツ(ここでいうコンテンツとはHPの内容をさす)が魅力的でないとすぐに離脱(お店から出る)してしまいます。
ユーザーが魅力的に思うコンテンツを用意しましょう。
その際には、単に見た目が綺麗な商品ページを作ることだけを考えてはいけません。
もちろん見た目は大変重要ですが、サイトとしては購入する体験をデザインすることが大切です。
自身でも何かを検索したことがあるはずです。
ユーザー視点になって考えてみると良いでしょう。
優秀に感じたページは
・どのような構成になっていたか?
・文字の色や大きさは?
・文章の読みやすさは?
Webマーケティングの施策について
SEO対策
Webマーケティングの手法の一つに「SEO対策」があります。
サイトを作って終わりではなく、コンテンツを追加したり、ブログ更新を戦略的に行うなどして、SEO対策し、サイトの検索順位を上げることが重要です。
検索順位を上げることで、クリックされやすくなり、インターネット検索からサイト訪問が増えやすくなります。
検索結果1ページ目を目指し、SEO対策を進めましょう。
SEO対策は大きく以下2つがあります。
(1)コンテンツ対策(コンテンツSEO)
(2)リンク対策(被リンク)
特にコンテンツ対策に注力し、商品やサービスに関する良質な紹介ページを作成しましょう。
リンク対策は、現在においては、効果的なSEO対策とはいえず、対策として選択されているSEO対策のほとんどはコンテンツ対策となります。
良質なページを増やして、参照されやすい品質の高いサイトにしながら、Webマーケティングを進めることが重要です。
広告
Webマーケティングの手法の一つに広告出稿(掲載)があります。
広告出稿は、主に、検索結果に掲載するリスティング広告や別サイトに掲載するディスプレイ広告から自サイトへトラフィックを流入させ、サイトの訪問数を増やすという方法です。
代表的な2つの有料広告
Googleと提携したさまざまなウェブサイトやブログなどに掲載できる広告
Yahoo! JAPANと提携したサイトに広告を掲載し、検索してる人、コンテンツを見てる人、コミュニケーションしてる人に対して効果的にアプローチできる広告
このような有料広告を利用することで、多くのユーザーに一気にアプローチでき、サイトの認知・集客に役立てることが可能です。
広告種類(バナー・テキスト)や掲載先(サイト・検索結果)等バリエーションが多く、効果的な広告が選択できるので、Webマーケティングに有用です。
広告出稿は、着手から開始までさほど時間はかかりません。
しかし、SEO対策は、目標とする検索順位に達するまでは一定の時間と労力がかかります。
ですので、計画を立てて組織的に取り組むことをオススメします。
コンバージョン
Webマーケティングは集客だけではありません。
インターネットから集客したユーザーホームページでコンバージョンさせることが重要です。
例えば、ネットショップを運営し、良質なトラフィックは増えてるが、売り上げが増えない場合があります。
このような場合、サイト内を改善して、コンバージョン率を高める対策が大切になります。
具体的には、リンク動線を変えてコンバージョン率が高いページに誘導、申込フォーム周りの調整などして、コンバージョン率を高めます。
また、コンバージョン率を高める有名な方法として、ランディングページを使う方法があります。
余計なリンクを排除し、コンテンツと申込フォームだけの独立したWebページへユーザーを誘導することでコンバージョン率が高まるという仕組みです。
こうした手段を用いて、実際にコンバージョンの数が増えてるか?を効果検証しながら、Webマーケティングを進めることがポイントです。
ソーシャルメディア
Webマーケティングの手法の一つに、ソーシャルメディア(SNS)を活用する方法があります。
例をご紹介します。
(1)ソーシャルメディアを用いた情報やコンテンツの発信
(2)ソーシャルボタン
サイトにソーシャルボタンを設置し、訪問ユーザーに共有してもらうことで、サイト情報が拡散できるので、集客に役立ちます。
・有名なソーシャルボタン
他にもソーシャルボタンがありますが、全て設置するのではなく、アクティブユーザーの多い効果的なソーシャルボタンを設置しましょう。
こうして、ユーザーの目に触れやすくして、より共有を促すようにソーシャルボタンを設置しながら、Webマーケティングを進めることがポイントとなります。
効果測定
Webマーケティングでは、サイトへの流入経路やコンバージョン経路を把握しながら、サイトのアクセス状況を効果測定することが大切です。
効果測定がてきるおすすめのツールとして、「Googleアナリティクス」「Googleサーチコンソール」があります。
主にサイトへの流入経路やコンバージョン経路を把握できるアクセス解析ツール
主に、検索クエリ、検索結果でのタイトルのクリック率、検索結果での表示回数、掲載順位といったGoogle検索でのパフォーマンス状況がわかるツール
Web担当者は、これらのツールを導入して施策の効果や日々のホームページの動向や数値面の情報を元に判断しながら、Webマーケティングを進めることが必須となります。
目標の設定について
KGI・KPIとは?
マーケティングを行うには目標設定が必要です。
目標設定の指標には「KGI」と「KPI」がよく使われます。
KGIとは「Key Goal Indicator」の略です。
日本語では「重要目標達成指標」と訳されます。
経営課題が「売り上げの伸び悩み」だった場合、例えばKGIには「売り上げ150%アップ」といったように具体的な数値目標を立てます。
KGIを達成するには、それなりのハードルがありますので、目標にたどり着くには長い道のりです。
そこで目標達成に必要な途中経過にも「KPI」と呼ばれる目標を設定します。
KPIとは「Key Performance Indicator」の略です。
日本語では「重要業績評価指標」となります。
途中経過であるKPIを達成していくことで、最終的にKGIを達成しようというものです。
わかりやすい例では、以下のようなものがあります。
KGI(重要目標達成指標)
「売り上げ150%アップ」を達成
KPI(重要業績評価指標)
(1)Webサイトへの流入を150%増やす
(2)会員登録数を10%増やす
(3)リピート率を10%増やす