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WebサイトとLP(ランディングページ)の目的の違い
WebサイトとLP(ランディングページ)は、それぞれどんな目的があるのでしょうか。目的の違いを解説します。
以下の当てはまる方には是非とも読んでいただきたいです。
「ランディングページって何?」
「言葉は聞いたことあるけど、詳しく知らない」
「有効性や活用用途について気になっていた」
Webサイト
Webサイトとは、複数のWebページで構成されるサイトのこと。
あらゆるコンテンツやテーマに対して多角的な情報を届ける総合情報のような存在です。
まずトップページがあり、そこからさまざまなカテゴリに分岐、下層ページへとつながっていきます。
Webサイトの目的は下層ページへと誘導していくことです。
の食品総合EC(通販)サイトであれば、トップページからと食べ物と飲み物に分かれ、お菓子、加工品、冷凍食品などに分かれていきますが、見てほしいのはお菓子、加工品、冷凍食品などの各商品であり、トップページではありません。
訪問者が多数のページから求めているコンテンツ(下層ページ)をすぐ見つけられるように、わかりやすいサイト構造を心がけるのが重要です。
LP(ランディングページ)
Webサイトを総合情報とするならば、LP(ランディングページ)は1ページフォーカス・完結型提案検討資料のようなもの。GoogleやYahoo!などの検索サイトに加えて、バナー広告やSNS広告などの広告から遷移する入り口のページだと考えてください。
LPの目的は、商品・サービスの購入予備軍であるターゲットを集客して購入行為(コンバージョン)を獲得することです。コンバージョンは「購入」「問い合わせ」「資料請求」「見積もり請求」などサービス・商品によって異なりますが、顧客に売り上げアップにつながる行動をしてもらうページです。
集客方法の違い
WebサイトとLP(ランディングページ)では、集客方法も違います。それぞれどんな集客方法が向いているのでしょうか。
Webサイト
Webサイトは基本的には存在するだけでは、売り上げに直結するものではございません。
EC(通販)サイトであれば別ですが、オウンドメディアやコーポレートサイトだとすぐにコンバージョンにつながるわけではないので、集客対策を考える必要があり、例えば、有料の広告で集客するのはコストパフォーマンスが低く効率的な方法とは言えないでしょう。
まずは、無料の集客方法を試すしてみることが望ましく、SEO対策やSNSへの投稿、プレスリリースの配信などが主な集客方法です。
定期的にコンテンツを発信しWebページを更新しながら増やしていく地道な努力が必要ですが、SEO対策がうまくいけば無料で大きな集客効果が期待できます。
(SEO対策は半年〜1年期間で対策することが一般的)
LP(ランディングページ)
見込み客を呼び込み売り上げを作るLP(ランディングページ)は、有料の広告を用いて集客することが圧倒的に多いです。
「リスティング広告」と呼ばれる検索広告やSNS広告、アフィリエイト広告などが一般的で、メルマガから集客することもあります。
GoogleやYahoo!などの検索広告は、すでに関連ワードで検索しているユーザーに広告を表示するため、ニーズが顕在化しているターゲットにピンポイントで訴求できます。
SNS広告は、多くの人が常に持っている根源的な欲求にアプローチするのに向いています。
たとえばダイエット、バストアップ、薄毛、健康、お金などです。
実際に検索していなくても、FacebookやInstagramに広告出稿すればそれなりの集客が見込めるでしょう。
Webサイト、ブログからLP(ランディングページ)へ集客するケースもみられます。
Webサイトやブログで定期的に情報発信してファンを増やせれば、すでに商品・サービスに興味を持っている人をLP(ランディングページ)に呼び込めます。
LP(ランディングページ)の特徴
LP(ランディングページ)ならではの特徴がいくつかあります。どれも効果を出すポイントなので、あらかじめ押さえておきましょう。
縦に長い1枚簡潔ページ
LP(ランディングページ)は、一般的には「縦に長い1枚簡潔ページ」を指すことが一般的です。
そのページに、顧客に何かしら行動を誘発させるストーリーや情報を詰め込んでいるのが特徴です。
問い合わせや購入をしてもらうには、それなりの情報量が必要なので、自然とページが長くなるのです。
購入者の真理を想像してみてみください。
全く知らない商品で、定員が目の前の丁寧に説明をしてくれて、不明な点にはなんでも回答をしてくれる環境ではありません。
購入者側は非常に慎重に情報を読み買う理由買わない理由を探すわけです。
必然と情報量は増えてしまいますよね?
楽天市場の商品ページを想像するとイメージが湧きやすいかもしれません!
1枚のページにすべてを集約しているのは、来訪者の離脱を防ぐためです。
違うページに遷移しなければ購入・問い合わせなどができない場合、クリックする手間が生まれます。
来訪者が離脱しやすくなって取りこぼしが生まれるので、なるべく1枚のページですべて完結するように構成するのです。
アクションするボタンがわかりやすい
コンバージョンボタン(CTA)とは「購入」や「問い合わせ」などのコンバージョンにつながるボタンのこと。
LPは
コンバージョン獲得に特化したWebページ
なので、コンバージョンボタンは一番目立つ場所にあり、すぐクリックできるように配置されています。
よってFV(ファーストビュー)ページが表示された最初の画面に配置されることが多いです。
色はクリックされやすい緑が多く、ボタンのサイズは大きい傾向があります。コンバージョンボタンが埋もれないように、ほかのリンクやボタンが少ないのもLPの特徴です。
また特殊な動きを施した動くボタンもよく見かけます。
購買意欲を高めやすい
LP(ランディングページ)は縦に長い1枚簡潔ページなので、上から下に順番に読んでいきます。
そのため来訪者に読ませたい情報を順番に見せることができ、購買意欲を高めやすいのが特徴です。
ストーリー立てて構成し、最後にコンバージョンボタンを設置してクリックするように誘導します。
ランディングページのシナリオ設計について
ランディングページのシナリオやストーリー設計には成功の法則やパターンがあるのでしょうか。
残念ながらありません。
それぞれの商品・サービスの特徴とユーザーニーズを踏まながら、オリジナルでシナリオ・ストーリーをつくることがコンバージョン率が高いランディングページを構築する肝になると思います。
また、競合製品が多い市場の場合は、競合製品がランディングページ上で訴求している内容や、コンテンツ・シナリオを分析し、取捨選択しながら、他社とは異なるランディングページのシナリオをつくるということも必要になりますので、その意味でも、市場によって構築すべきランディングページは異なるとも言えます。
とはいえ、法則とは言えないかもしれませんが、大まかな指針となるシナリオ・ストーリー設計の考え方はあります。
今回は基本的な内容をベースにご紹介しましたが、業界や商品特性、訴求したい内容によって、各コンテンツの構成や順番は変えてみてください。
ランディングページは、自社の商品やサービスの売り上げをUPさせるために大切な、マーケティング施策のひとつです。
ランディングページを作る際に大事なコツは以下の4つ。
ランディングページを作る時に忘れてはいけないのはユーザーの存在です。
上記のコツを抑えたとしても、ユーザーのことを考えていないページになってしまうと意味がありません。
設計から運用まで、常にユーザーのことを考えて、ランディングページを作っていきましょう!