「アドレサブル広告」とという言葉を知っていますか?
Google広告のカスタマーマッチやFacebookのカスタムオーディエンスなど、ディスプレイ広告の効果が全体的に頭打ちな雰囲気の中、効果の高さで期待と注目を集めている広告手法です。
ここでは、アドレサブル広告の種類や意味、具体的な手法とその効果について、紹介。
目次
アドレサブル広告とは?
企業が保有している自社顧客のメールアドレス(一部電話番号)と、広告媒体が持つメールアドレスをマッチングさせることで、広告媒体の配信対象リストを作成し、リストに基づいて広告の配信が可能となります。
Facebookのカスタムオーディエンス広告や、Googleのカスタマーマッチ広告など、各広告媒体で顧客データを活用した広告の仕組みが存在します。
ドレサブル広告-対応している媒体
Facebookカスタムオーディエンス広告
メールアドレスや電話番号を元にユーザーリストの作成が可能です。
ユーザーリストや類似ユーザーに対して広告配信を行うことができます。
Googleカスタマーマッチ広告
メールアドレスや電話番号を元にユーザーリストの作成が可能です。
ユーザーリストはGoogle Adwordsが提供する検索広告・Gメール広告・Youtubeに利用することができます。
YDN広告(ヤフーディスプレイネットワーク)
Yahoo!DMPを用いて、YDN広告にユーザーリストを作成することが可能です。
YDN広告が配信面となるため、インフィード広告や動画広告などでも配信対象にすることが可能です。
Instagram広告
Facebook同様メールアドレスや電話番号を元にユーザーリストの作成が可能です。
既存顧客などに投稿型のキャンペーンを促すなど、Instagram広告の特性を活かし自社顧客の活性化に活用することが可能です。
Twitterティラードオーディエンス
自社のTwitterアカウントの宣伝や、ツイート広告の配信に活用することができます。
アドレサブル広告の主な用いられ方
- 過去に購入した休眠顧客あるいは購入に至らなかった見込み顧客などの新しいセグメントリストの生成。
- 自社顧客に類似するユーザーに対して拡張配信することで、新規顧客獲得の精度を向上させる。
自社が保通するデータを用いる手法となるため、競合する他社とは異なった効果が期待できます。
アドレサブル広告で気をつけておきたいこと
とても効果が高く企業の宣伝や販促活動として是非とも導入したアドレサブル広告ですが、上述したデーべースとはなんといっても個人情報であるということ。
- プロモーションの目的や要件に適した顧客データの作成(リストアップ)は非常に時間がかかる。
- 外部(広告代理店など)の運用者へ顧客データの取り扱いを委託できないためインハウス処理が伴う。
大きな課題があるものの是非ともトライしたい広告です。