マーケティングを行う上で「ペルソナ」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

しかし、具体的な意味や似たような言葉である「ターゲット」との違いについてよくわからない方も多いかもしれません。

しかしマーケティングを成功させるには、ペルソナの意味をしっかりと理解しておくことが大切です。

そこで今回はペルソナについて詳しく解説し、正しい設定方法もご紹介していきたいと思います。ぜひ最後まで読んでいただき、マーケティングに活用していただければ幸いです。

マーケティングをする上での「ペルソナ」とは?

ペルソナ(persona)とは、元々はラテン語から来ており役者が使う「仮面」を指しています。そこから心理学者のユングによって「人間の外的側面」をペルソナと呼ぶようになりました。

マーケティングにおいてのペルソナとは、 製品やサービスを利用する典型的なユーザー像のことを指しています。

このユーザー像とは、年齢や性別、住んでいる地域や家族構成、さらに職業や年収など、実在する人物のように細かく設定をしていきます。

よく混同されやすい「ターゲット」との違いですが、下記のように 意味合いが異なります。

  • ・ターゲット:性別や年齢などのユーザー属性で絞り込む
  • ・ペルソナ:ターゲットよりも細かい条件を設定し、実在する人物のように仮設する
  • ターゲットに比べてペルソナの方が細とユーザー属性を設定するため、マーケティングにおいて戦略や方向性を決めやすいことが特徴です。

    マーケティングで活きるペルソナの設定手順

    ターゲットとペルソナの違いについて理解したところで、マーケティングできるペルソナの設定手順について、具体的に解説していきます。

    手順については以下の通りです。

    1.自己分析を行う

    まずは自社の商品やサービスなどについて、自己分析を行うことが大切。強みや弱み、そして市場などを分析して、自社のポジションを定義しましょう。

    自己分析を行うことで、より自社の理解が深まったり新しい発見に繋がったりしやすくなります。

    2.ペルソナの作成項目を定義する

    続いてペルソナの作成項目を定義していきます。

    先述した通り、ペルソナの設定はターゲットよりも細かく定義する必要があります。

    あたかも実在する人物像を定義することで、商品やサービスを購入につなげるためにはどのような訴求が効果的か、見えてくるのです。

    自己分析をした上で、例えば下記のような項目に当てはめて作り込んでみるといいでしょう。

  • 基本情報(氏名・年齢・性別・住んでいる地域など)
  • 学歴や職歴
  • 現在の職業(役職や年収など細かく)
  • 家族構成
  • 趣味
  • より具体的に設定するほど、設定した人物像はどんな情報や商品・サービスを求めているのか明確に見えてくるかと思います。

    3.具体的にペルソナ設定を行う

    作成項目を定義できたら、あとは項目を埋めていきましょう。

    この作業を行う上で、実際のデータを活用することがおすすめです。

    例えば「街頭インタビュー」「競合他社調査」「 Web アンケート調査」などのデータを活用すると、 よりリアルな人物像の設定を行うことができます。

    また、ペルソナ情報は「toB」または「toC」で変更することも大切です。

    「toC」の場合はライフスタイルや家族構成などを重視した設定が大切ですが、「toB」であれば所属部署や抱えている課題など、業務に重点を置いたペルソナ設定を行うことが大切です。

    4.PDCAサイクルを回す

    PDCAサイクルを効率よく回すことは、何事においても重要なことです。

    ペルソナ設定においても、 PDCAサイクルを効率よく回すことが大切と言えるでしょう。

    一度設定したペルソナが、自社の商品やサービスとマッチするとは限りません。

    定期的に設定したペルソナを見直し、必要があれば設定し直したり新しく発見できたユーザー項目を足していったりすることが大切です。

    PDCAサイクルを回すことで、設定したペルソナをより具体的にしていきましょう。

    ペルソナを作成・活用にする際の注意点

    ペルソナ設定、そして設定したペルソナをマーケティングに活用するにあたり、注意点を解説していきます。

    注意点は下記の通りです。

  • 明確にユーザー像を定義する
  • 新規顧客の視点から考える
  • それぞれ、具体的に解説していきます。

    明確にユーザー像を定義する

    ペルソナ設定を行う時は、より明確にユーザー像を定義する必要があります。

    また、事前に行う情報収集などは、できるだけ正確に行うことがベストです。

    思い込みや想像でペルソナの作成項目を定義すると、自社の商品やサービスとうまくマッチせず、効果的なマーケティングを行うことができません。

    そのためにも、実際のデータを活用することが効果的なのです。

    新規顧客の視点から考える

    ペルソナ設定を行う際に、既存顧客の情報をもとに作成するケースがあるかもしれません。

    しかしペルソナ設定は、既存顧客の視点から考えることが大切です。

    なぜなら、既存顧客をベースに考えてしまうと、潜在的ニーズを持っている新規顧客の人物像とズレてしまう可能性があるからです。

    マーケティングを行う上で、新規顧客に焦点を当てることで大きな集客を見込めます。

    そのため販路を広げるためには、新規顧客の視点から考えたペルソナ設定が必要というわけです。

    ペルソナ設定を行う3つのメリット

    そもそも、なぜペルソナ設定をする必要があるのか、もう少し具体的に解説していきたいと思います。理由としては下記の3つです。

  • 顧客像を組織内で統一できる
  • ユーザーニーズを理解しやすい
  • サービス運営の効率が上がる
  • それぞれ解説していきます。

    顧客像を組織内で統一できる

    ペルソナ設定をすることで、組織内で顧客像を統一できるのがメリットのひとつです。

    組織間で商品やサービスを提供する人物像の認識がズレてしまうと、意見の違いからスムーズにマーケティング戦略が定まらなかったり、作業に無駄が生じたりする可能性が高くなります。

    しかしペルソナ設定を行うことで、そのようなズレを無くし、トラブル回避につながるのです。

    また、 ペルソナ設定を行うことで取引先など社外の人とも共通認識を持つことができるため、スムーズに仕事を行うことができるでしょう。

    ユーザーニーズを理解しやすい

    ペルソナ設定を行う際は、人物像を細かく分析します。

    性別や年齢だけでなく、家族構成や性格面などを細かく分析するため、ユーザーニーズを理解した上でマーケティング施策に取り組むことができます

    逆にペルソナを設定しないと、ぼんやりとしたユーザー層しか浮かばないため、ユーザーニーズをはっきりと理解しないまま先へ進んでしまいます

    サービス運営の効率が上がる

    ペルソナ設定を行うことで、無駄な業務を省くことができ、適切にプロジェクトを進行することができます。

    無駄を省くことで、時間だけでなく予算の削減にもつながるでしょう。

    わかりやすい例として、「広告費」はマーケティングにおいて大きな予算になります。

    人物像がはっきりすることで、より明確にターゲットを絞って広告配信することができるため、予算削減につながるのです。

    まとめ

    ペルソナ設定を行うことは、マーケティング活動をする上でとても大きな意味を持ちます。

    今までペルソナを設定していなかったという方は、この機会にペルソナ設定をして、より効果の出る施策を行ってみてはいかがでしょうか。

    また、この記事でマーケティングに活きるペルソナの設定手順を解説しましたが、これまで行っていた設定手順ではなかったケースもあるかもしれません。

    少しでもマーケティングを成功に導きたいのであれば、ぜひ本記事を参考にしていただけると嬉しく思います。