「会社の売上をあげるには・・・」
「ホームページ開設がなぜ売上アップにつながるのか、よく分からない」
このような疑問を抱えている方も数多くいらっしゃると思います。
目先の売上増加ではなく、長期的なスパンで売上を確保するためにはホームページ(HP)の活用が不可欠です。
宣伝の持続性、ピンポイントな集客力対策など売上アップにつながるホームページの特性を解説します。
目次
持続性な宣伝効果がある
ダイレクトメールやチラシ、雑誌・新聞広告、CMなどの従来のメディアの場合、発信直後の宣伝効果は非常に高いのですが、その後急速に効力を失ってしまいます。
それは、営業マンの訪問やテレアポでも同じです。
効果を発揮するのは訪問中、あるいは電話中のみに限られます。
よって、これらのメディアは即効性がある代わりに、長期的な効力が乏しいという特性があります。
しかし、ホームページは違います。
一度製作したホームページ(Webサイト)は、ドメインやサーバーが維持されていて、POINTを抑えた対応やメンテナンスをしてあげることで持続的にPR効果を発揮します。
検索経由で安定的に集客(流入)が実現
持続的にPR効果を発揮するには必ず押さえておかないといけないポイントがあります。それはページ・コンテンツを充実させることです。充実とはどのような状態を指すかは【ユーザー側の検索背景】や【実際に検索されるキーワード】によって様々ですが、それらを考慮した充実をはかる必要があります。
また、どのビジネスにも競合他社がいることと思いますので、他社よりも充実をはかるという点もとても大切です。
ただし、ページ・コンテンツが少ないうちは、上述したような安定した集客(流入)とはなりません。
よって当初からそのことを盛り込んだ計画と狙いを設定する必要があります。
しかし、適切な方法でページ・コンテンツを増加させていけば、検索アルゴリズムの変更やライバルホームページの影響も相対的に小さくなっていくので、集客数はどんどん安定していきます。(ロングテールSEOの理論)
長く活用しているホームページほど集客力が増加
検索エンジンは古いドメインを検索上有利に扱う傾向があります。
そのため、早めにホームページを開設し良質なコンテンツを長年発信し続けている会社・団体ほど、どんどん広告効果を高められます。これは明らかに他のメディアにはない特長です。
(注意:古いドメインでも、長年活用されていないホームページの場合はあまり効果を発揮しないことも多いです)
長期的なスパンでの企業のPRには、ホームページが最適なのです。
どれだけ多くの人に見られてもコストが一定
広告行為は発信数や配信数回数が多くなるほど料金が多くかかる
前項目で、ダイレクトメールや新聞・雑誌広告、CMなどは長期的な宣伝効果が乏しいというお話をしました。もしこれらの広告手段を使って、持続的に宣伝効果を生み出したいのであれば、方法は一つしかありません。発信回数の増加です。
当然、ダイレクトメールを1回送付するよりも、10回送付する方が費用は膨らみます。従来のメディアで長期的な宣伝をしようとすると、莫大なコストが発生してしまいます。
ホームページはどれだけ多くの人に情報を届けてもコストが一定
それに対して、ホームページは何度顧客に見られても基本的に運用コストは変わりません。
また、発信の頻度でなく量に着目しても、ホームページが断然有利です。
ダイレクトメールの場合、500通送付するよりも10000通発信する方がもちろん費用は高くなります。
ホームページであれば、一ヵ月中の訪問者が500人であっても10000人であってもコストは基本的に変わりません。
※ここではオーガニック検索の場合を指します。
従来のメディアであれば、宣伝効果を高めようとすれば料金が上昇していくのが普通ですが、ホームページの場合は宣伝効果を高めるほどコストの割合が相対的に見て低くなっていくという特長があります。
お問い合わせ・来店のハードルを下げられる
企業が新規取引先に赤所をする時、一般消費者が初めてのお店に入ろうとする時、現在はほとんどの方が事前にホームページをチェックします。場合によってはSNSなどもかなり高い確率でチェックされます。
そこでホームページに詳細な商品・サービスの紹介が書かれていれば、顧客は安心してお問い合わせ・来店ができます。
逆に、インターネットで検索した時にその企業のホームページが無いと、顧客は不安に思います。自分が求めている商品・サービスを本当に提供してくれるのか分からないからです。
その場合、競合他社がきれいで充実したホームページを開設していれば、そちらの方が安心できますから、顧客を奪われてしまいます。
競合他社への顧客の流出を防ぎ、売上の減少を防止するためにもホームページの活用は必須です。
エリアを超えて宣伝効果を発揮できる
新聞広告や折り込みチラシ、TV・ラジオCMでは、宣伝できるエリアに制限があります。
もっと広範囲に宣伝したい場合は、料金がその分急上昇していきます。
しかし、ホームページであれば県内全て・日本全国に安価に情報発信ができます。英語版サイトなど、日本語以外の言語のサイトを併設すれば、海外からの集客も可能です。
このようにエリアを問わずPRが行えるのも、ホームページの大きな利点です。
情報量に制限が無い
ダイレクトメールや新聞・雑誌広告、チラシは指定された紙幅を超えて情報を載せることはできませんし、CMには時間制限があります。もちろん、営業マンが商談中に伝えられる情報にも限りがあります。
しかし、ホームページにはこのような情報量の制限がありません。特に自社で更新し、ページを追加していけるサービスであれば、コストをかけずに情報を好きなだけ充実させていけます。
ホームページならば、情報量の制限を気にせず、商品・サービスの魅力やPRポイントを余すことなく顧客に伝えられます。
24時間・365日PRができる
ダイレクトメールやチラシは顧客がなくしてしまったら、二度と効果を発揮しません。
TV・ラジオCMは、ニーズを持った顧客がタイミングよく放送を視聴していないと無意味です。
また、電話や個別訪問では顧客の不在時は時間の無駄になってしまいます。
ですが、ホームページなら顧客の気が向いた時にいつでもパソコンから一瞬でアクセスしてもらえます。
ホームページは顧客側が情報を知りたい時に機会を損失することなく、確実に見てもらえるメディアなのです。
ニーズがあるターゲットをピンポイントに集客
ダイレクトメールやチラシ、雑誌・新聞広告、CMは不特定多数の人々にPRをかける手法になります。
その中で自社の商品・サービスと合致したニーズを持っている顧客の割合はごく少数であり、効率の悪い面があることは否定できません。
しかし、ホームページならばニーズを持っている顧客にピンポイントでPRができるのです。
ホームページの場合、訪問者の大部分が検索エンジンを経由してアクセスしているという点にその理由があります。
どういうことなのか、次の項目で具体的に見ていきましょう。
マッチしたニーズを持つ人を検索経由で呼び込める
たとえば、「大手町 中華」で検索している人は、渋谷駅付近のイタリアンレストランに行きたい、という明確なニーズを持っています。
そして、「大手町 中華」で検索した結果、渋谷駅付近のイタリアンレストランのホームページや外食関係のポータルサイトに辿りついて目的を果たすわけです。
これをホームページの側から見直すと、自社の商品・サービスに合致したニーズを持った人のみを効率よく集客できることになります。
宣伝の反応・効果がきめ細かく計測できる
アクセス解析を利用して、その過程の部分をきめ細かく測定できるのが、他にはないホームページの特長です。
どのページに人気があるか
以上のような細かいデータが取れるので、会社全体のマーケティング、販売戦略にも利用ができ、売上を伸ばすヒントを得られます。
内容の修正・改善が簡単にできる
ホームページであれば修正は簡単です。
特に自社で更新ができるホームページだとコストをかけずに、何度も情報を修正・改善していけます。
アクセス解析を使えば、訪問者がどんなキーワードで訪問しているのか、どのページに強い興味を持っているのかなどの効果測定ができるので、この特性はさらに力を発揮します。
他の媒体と組み合わせればさらに効果的
ホームページは効果を生むまでに時間がかかる
ここまでホームページの長所を説明してきましたが、ホームページは決して万能の宣伝ツールではなく、短所も存在します。
一番大きいのは、ホームページは即効性に欠けることです。
特に、完全な新規開設でコンテンツ数・ページ数が少ないうちは、アクセス数が安定するまでに時間がかかります。
チラシやパンフレットと組み合わせると効果
チラシやパンフレット、ダイレクトメール、CMなどの即効性のある広告媒体とホームページを組み合わせることで、その短所を克服できます。
チラシ、パンフレット、名刺などの紙資料の中に、URLや二次元バーコード(QRコード)を記載しておけば、ホームページへのスムーズな誘導が図れます。
また、SEOが成功して検索順位が安定しているのであれば「●●というキーワードで検索してください!」という文言を入れて誘導することもできます。
実際、テレビではこの手法を取り入れているCMをよく見かけます。
このように、ホームページと他の広告媒体を併用して、互いの長所・短所を補わせるのが最も売上をあげられる宣伝手法です。
売上アップには充実したホームページが必要
どんなホームページでも作るだけで売上が上がるわけではないことです。
コンテンツ・ページ数が少なく、何年も前から更新がされていないホームページでは売上をアップするどころか、会社のイメージを損なってしまうことすらあります。
有益な情報量が多く充実したホームページでないと、売上アップは非常に困難です。
ホームページで売上アップを目指す際は、ぜひこの点を忘れないようにしてください。