Webサイトにおいて、ユーザーがはじめに訪れるページを、着地という意味を持つ「ランディングページ」と呼びます。
同様に、チラシやフライヤーのような1枚のWebページをさしてランディングページと呼ぶこともありますが、いずれの場合でも直帰率や離脱率を下げて(逆の言い方としては読了率をあげる)、コンバージョンに獲得するが求められるでしょう。
この記事では、LPの直帰率を下げるための施策をご紹介します。
目次
LP(ランディングページ)の直帰率は高いものであること
ランディングページ(LP)は、すごく優れ流行りにのったデザインだったり、非常に細かく作り込まれたものであっても直帰率が高いという性質を持つことを知っておきましょう。
一般的な数値として、8〜9割のユーザーが直帰してしまうと言われており、直帰率の高さを悩むことはやめましょう。
なぜかと言えば、ランディングページには「購入or申し込み!あるいは直帰」という機能しか備わっておらず(備えていない)、通常のWebサイトのように多数のページにユーザーを誘導する導線(選択肢)が存在していない、という点が挙げられます。
逆に言えば、ランディングページの直帰率が9割だった場合、残りの1割はコンバージョンにつながっている可能性が高いと言えるでしょう。
こうした背景も踏まえると、ランディングページの直帰率を下げることはそのままCVRを高めることにつながっているので、多くの企業にとってLPの直帰率は重要な指針なのです。
LP(ランディングページ)の直帰率が低下する理由
ランディングページ(LP)はそもそも直帰率が高くなりやすい性質を持つWebページですが、それを理解した上で直帰率を低下させるための施策が重要になります。
しかし、闇雲に改善策を施しても効果が出るとは限りません。
まずは直帰率が上がらない理由を理解しておくことが肝心です。
検索ワードの絞り込み不足
ランディングページ(LP)の直帰率を改善するためには、SEOでおなじみのKW選定を的確に行うことが非常に重要です。
そのランディングページ(LP)で狙うユーザーはどのような方なのか、というペルソナ策定からスタートし、ペルソナが検索しそうなワードに絞って広告を打つことが肝心です。
そのときに、たくさん見てほしいから、と検索ワードをあれもこれもと盛り込むのは逆効果です。
興味のないユーザーまで引き込んでしまい、LPの直帰率を高める原因にもなりかねません。
ターゲットに届きやすいKWを絞り込んで、そのKWに合致した内容のLPを制作するようにしましょう。
広告コピーとLPコピーのアンバランス
LPへのリンクは、バナー広告のような形で様々なサービス上に設置されます。
その広告を目にしたユーザーは興味を持って(もしくはミスタップで)ランディングページ(LP)へ訪れますが、広告の内容とかけ離れた内容のランディングページ(LP)になっていたり、ランディングページ(LP)の内容を見て「誇大広告だった」と思われたりすると、ユーザーはすぐに離脱してしまうので直帰率が高くなります。
LP(ランディングページ)の直帰率を下げる改善策
ここからは、ランディングページ(LP)の直帰率を低下させるための具体的な方策について紹介していきます。
CTAを増やす
CTAとはCall To Actionと呼ばれる、「ユーザーの行動を促すための仕組み」を指します。LPに必ず設置されている「資料請求」や「お問い合わせはこちら」といったボタンやリンクは、CTAの代表例です。
CTAが少ない場合、例えばページの最下部にしか「お問い合わせ」ボタンが設置されていないと、ユーザーが「最下部へたどり着く」「お問い合わせをする」という2つのハードルを越えた場合にしかコンバージョンが達成されません。
しかし、ページの上、中、下部にそれぞれコンバージョンへつながるボタンが設置されていれば、どの場所にいるユーザーに対しても行動を促せます。
LP(ランディングページ)のコピーと広告キャッチコピーを統一
LPへのリンクをPPC広告として設置している場合、ユーザーに興味を持ってもらいやすいように、PPC広告には訴求力のあるコピーや画像を利用すると思います。
しかし、先ほども紹介したように、せっかくPPC広告からLPへ飛んでもらっても、LPの内容とPPC広告の中身が違っていると直帰率は高くなってしまうでしょう。
その場合は、広告で使用するコピーや訴求内容とマッチしたLPを制作することで、興味を持ってきたユーザーの意識を途切れさせずにコンバージョンまで誘導できます。
ユーザーの興味を「惹く」だけでなく「継続させる」意識を持ってLPや導線を設計するのが肝心です。
LP(ランディングページ)の直帰率を下げてコンバージョンを高めよう
LPは多くのユーザーへ届けやすい上に、コンバージョンへの誘導もスムーズに行える効果的な広告手法と言えます。
この記事で紹介した手法を参考に、高くなりがちなLPの直帰率を低下させ、CVRを高めていきましょう。