どの業種であったとしても歴史がありあらゆる企業やサービス(店舗)が新陳代謝を繰り返して現在があります。
自信のあるアイディアであったとしてもググればすでに存在していることも多いでしょう。
または存在していなかったとしても、今の世の中、「すぐに真似をされて埋もれてしまった」というケースも十分に考えられます。
そんな中だからこそ、生き残るため「ブランディング」はものすごく重要です。
ブランディングができると、他者と比較されることなくあなたは選ばれることができますので重視しましょう。
USP(Unique Selling Proposition)を確立させ、あなたにしかできない士業としての働き方を目指すため、参考にしていただけるとよろこびます。
ビジネスの根本【USPを意識しよう】
そもそもビジネスの根本を考えたことはあるでしょうか。
残念ですが上記の1つにも当てはまりません。
結論として、いかに「お客様の問題を解決できるか」ではないでしょうか。
お客様はどんなことに悩み、不安を抱えているのか。
これを解決しようとすれば結果的に、
1. いい商品を作ることができて
2. 売り上げも伸びて
3. お客さんが自然と増える
ことにつながると思っています。
そのためにも「USP」をしっかりと理解し、確立させていきましょう!
目次
USPとは何か
顧客側からしても、あらゆる商品やサービスが溢れるなかから1つを選び出さなければいけない時、USPが明確で自分にとっての利益が理解できれば迷う必要がなくなります。
USPは、1960年代にアメリカのコピーライターであるロッサー・リーブス氏によって提唱され、50年以上経った今でも重要な概念として多くのマーケティング活動に活かされています。
情報化社会が進み、あらゆる商品・サービスのコモディティ化が進む今の時代ではより必要とされる存在となっています。
USPを作るときの考え方
USPは、概念としてはシンプルですが、果たして自分のビジネスにUSPがあるのか、頭を悩ませてしまう人も多いのではないでしょうか。
USPを探すには、まずは以下の項目に関して自社の提供する製品・サービスの特徴を整理してみるとよいでしょう。
etc….
上に挙げたなかでUSPとなりそうなものがあれば、それを具体的な形にしていきます。
USPを考える際の7つのコツを以下にご紹介します。
ユニークで個性であること
基本的でありもっとも重要なことです。
ほかの人が簡単に真似できる価値であっては、USPとはなり得ないからです。
製品自体の独自性や機能の高さにおいてユニークさを実現するのは簡単ではないと思われるかもしれません。
しかし、市場のニーズは絶えず変化し、それに合った新しいサービスは常に求められています。
複数の考え方を掛け合わせること
1つの考えに固執せずに、複数の考えを掛け合わせることで、新たな価値が生まれることがあります。
一色のボールペンよりも複数色あった方が利便性は高くなりますよね。
さらに、消しゴムが加わったり、シャーペンが加わることで更に独自性が発揮されます。
ニッチな市場でその分野での専門性を売りにすること
狭い市場のなかで、専門性を活かすことがUSPになります。
例えば、あなたの会社がWeb制作会社だったとして、通信販売のWeb制作サービスを提供する、あるいは、あなたが整形外科医だったとして、膝治療を専門特化した医者になるなどです。
消費者や発注する側の心理としては、自分が抱えている問題の解決に特化している専門家を選びたいものです。
絞り込んだニーズに特化すること
すべての顧客に喜ばれる商品やサービスを追求すると、結果として標準的でつまらないものとなってしまいます。
自分が提供するユニークな価値を求める一部の顧客を喜ばせることが重要です。
一部の顧客と強い結びつきを築きあげることで、より速いスピードでその影響力を広めることができるからです。
USPは商品・サービス開発の指針になる
企業側がUSPだと思っている提案が消費者のニーズとマッチしない場合は、製品・サービス自体に問題がないか見直す必要があるでしょう。
消費者に刺さる価値を指針に製品・サービスを開発・改善すれば、USPがどこにも見当たらないサービスを開発してしまうリスクが減らせます。
USP提示・告知し営業活動を展開する
USPにはサービスの存在意義が詰められています。
USPを作成しようとしても、「自社だけが高いレベルで約束できる利益」が見つからないのであれば、そのサービスは根本から考えなおすことも考えてみましょう。
USPをしっかり考えぬいて効果的に広報をすることで営業効率はあがり、更には自社の強みとお客様側のニーズが最初から高い割合でマッチしてきます。
そのためには、自社分析と競合分析とともにビジネスチャンスを的確に捉えることも重要であると思います。
是非、USPを策定してみてください。