BtoB企業のWebご担当者様の中には
- 自社のホームページ運用の担当になったけれど、何をしたらよいか分からない
- ホームページを運用するために何が必要なのか教えてほしい
などといった悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
SEO対策やコンテンツ(ブログやコラム、施工事例や制作事例など)更新、お問い合わせの対応など、ホームページ運用にはさまざまな業務が待ち構えています。
社内で運用ルールが整理されていれば、特に問題ありませんが、トラブルなく運用をすすめるためには、運用方法や費用についても知っておく必要があります。
この記事では、ホームページ運用の作業内容や管理方法について解説します。
目次
ホームページ運用の作業内容
ホームページを運用するためには「コンテンツの更新」「サイトの維持」「セキュリティの管理」「集客対応」などが必要です。
具体的には、下記のような内容になります。
・ブログ投稿/コラム投稿/事例・実績投稿
・機能の改善やページの改修
・ドメインとサーバーの管理
・お問い合わせへの対応
・トラブル発生時の対応
・アクセス解析
・SEO対策
掲載情報の差し替え・追加・削除(公開済みの内容を指す)
運用担当者は社内から上がってくる意見、例えば機能改善やコンテンツ更新の依頼にも対応しなくてはいけません。
都度更新項目、毎月更新項目、年に一度の更新項目、時期的なもの、突発的なもの、急なトラブルなどがあるため、スケジュール表に一覧にしておいて、それぞれ誰がいつまでに対応するのかを管理しましょう。
ドメイン・サーバー管理
運用担当者はどこの会社のサーバー、ドメイン、SSL証明書を使っているのか、また誰が更新や支払いをするのか、管理方法を把握しておきましょう。
管理ができていないと「ある日突然ホームページが見られなくなった」「更新に関する連絡は来ていたけど、誰が対応するか分からない」といったトラブルが発生する可能性があります。
専門的な内容や設定などは社内のエンジニアチームや依頼した制作会社にお任せしてもよいですが、委託会社しか契約・管理の情報が分からないという状況にならないように、しっかりと自分が把握しておきましょう。ドメインについてはこの後の段落でも補足していきます。
お問い合わせ対応
お問い合わせフォームや資料請求、お見積りなどフォームを設置した場合は、日々のお問い合わせに対応する必要があります。
Web管理担当者とお問い合わせの対応担当窓口が違うこともありますので、問い合わせ内容によって担当を明確にしておきましょう。
また、担当者はできるだけ早く返信する、受信した内容に不足の情報があればメールや電話でヒアリングするなど、適宜対応していきましょう。
ユーザーとのコミュニケーションを円滑にし、満足度を高めるため問い合わせ対応は重要です。
トラブル発生時の対応
ホームページのトラブルでよく聞くのが、「ホームページが表示されない」という現象です。原因は「サーバーの契約が切れて更新されなかった」「何らかの理由でサーバーがダウンしてしまった」などさまざまですが、このような状態になったらすぐに対応できる仕組みを作っておくことが大切です。
ホームページ運用でトラブルは必ず起こるものととらえ、「トラブルが起きた時にどう対応するか」をルール化しておきましょう。
また最低限、更新作業をする前は、該当ページのバックアップを取得するようにしておきましょう。バックアップを取得しておくことで、何かトラブルがあってサイトの表示がおかしくなっても最低限の修復ができます。
・アクセス解析
ホームページを更新、修正するにあたり、目安になるのがアクセス解析です。
Webサイトを訪れたユーザーの行動・特性、流入経路などをもとにサイトをどのように改善したら良いかを検討できます。
ユーザーのニーズに合ったコンテンツを提供することで、エンゲージメントを高められます。
定期的な分析と改善を行ないながら、ユーザーに価値あるコンテンツを提供し、サイトのパフォーマンス向上とビジネス成果の拡大につなげましょう。
SEO対策
インターネット上で情報を検索する際、特定のキーワードで、上位に表示されるウェブサイトの方がクリックされやすく、多くのアクセスの獲得につながります。
つまり、SEO対策(検索の際の上位非表示)を行なうことで、より多くのユーザーがウェブサイトに訪れる可能性が高まります。
自社の順位を確認してユーザーニーズの高いキーワードで上位表示を狙うために適切な対策を行ない、競争の激しいオンライン市場で優位性を築くためには、常に最新のSEOトレンドにも目を向けることが大切です。
検索ユーザーがよく使うキーワードを把握し企業のコンテンツに適切なキーワードを含めましょう。
また価値のある情報や役立つコンテンツを提供することで、ユーザーの関心を引き付け、検索エンジンに評価されます。
定期的な更新と情報の正確性も重要です。
ホームページを運用する際の注意点
専門的な知識がないままホームページを運用していると、トラブルや課題に対する改善方法がわからず、社内での対応が難しいことがあります。
十分に知識がない場合は、無理やり対処するのではなくプロに任せることも検討しましょう。
依頼内容によってはホームページ運用業務の一部をお願いすることもできるため、まずは相談してみることをおすすめします。
ホームページは長期的に活用し続ける大切なツールのため、正しい対策方法で運用することが重要です。