「ホームページが古いので作り直したいが、検索順位が落ちるのが怖い」。そんなお悩みを、院長先生からよく伺います。「業者に任せて大丈夫なのか、自分では判断できない」「今のページのどこを残せばよいのか分からない」という声も、同じくらい多いご相談です。
リニューアルで順位や流入が落ちる原因は、デザインの良し悪しよりも、URL・リダイレクト・公開前後の確認といった「地味な移行作業」の抜け漏れにあることが少なくありません。この記事では、順位が落ちる典型的な原因、リニューアル前にやっておく現状把握、URLの対応表と301リダイレクト、公開日と公開後の確認、業者に聞くべき質問までを、院長が業者と同じ言葉で話せるようにまとめます。
※本記事は2026年10月24日時点の情報にもとづいています。制度や各サービスの仕様は変わる可能性があるため、最新の情報は公式サイトや所管の窓口でご確認ください。
【まず結論】落とさないための5つの鉄則
- 鉄則1:URLはなるべく変えない。URLが変わらなければ、移行で起きるトラブルの多くはそもそも発生しません。
- 鉄則2:変えるなら、旧URLと新URLを1対1で対応させて301リダイレクトを設定する。トップページへの一括転送は避けます。
- 鉄則3:すでに検索で評価され、読まれているページを削らない。削る・統合する場合は、判断の理由と転送先を決めてから行います。
- 鉄則4:公開の前と後に確認する。テスト用のnoindexの解除、robots.txt、サイトマップ、リダイレクトの動作を、公開日にチェックリストで確認します。
- 鉄則5:計測を途切れさせない。Search Console・GA4・電話や予約フォームの計測を、公開前後で比べられる状態にしておきます。
なお、リニューアルをしても、検索順位の維持や上昇を保証するものではありません。この記事の手順は、「避けられる原因を避ける」ためのものです。検索順位は競合の動きや検索エンジン側の変更にも左右されるため、どの制作会社であっても結果を約束することはできません。
リニューアルで検索順位や流入が落ちる主な原因
まず、何が原因で落ちるのかを知っておきましょう。原因が分かれば、業者に「この点は大丈夫ですか」と具体的に聞けるようになります。
URLとリダイレクトに関する原因
最も多いのは、URLの変更とリダイレクトの漏れです。検索エンジンは、ページごとのURLを単位に評価を積み上げています。旧URLが新URLにきちんと引き継がれないと、それまでの評価がつながらなくなるおそれがあります。
- URLが変わる:たとえば「/implant/」が「/treatment/implant/」に変わるような、構成の変更です。
- リダイレクト漏れ:旧URLにアクセスすると「ページが見つかりません(404)」になる状態です。患者さんも検索エンジンも行き先を失います。
- トップへの一括転送:旧ページをすべてトップページに転送すると、内容の対応関係が伝わりにくくなります。
患者さんの側から見ても、検索結果をクリックしたのに目的のページが出ない、あるいは別のページが出る、という体験は離脱につながります。
ページの内容に関する原因
URLが同じでも、中身を大きく変えると評価が変わることがあります。
- 評価されていたページの削除:検索流入の多いページを「古いから」という理由で消してしまうケースです。
- 内容の大幅な削減:文章を短くして写真中心のデザインにした結果、検索エンジンが読み取れる情報が減ることがあります。
- タイトル・見出し・本文の変更:検索されている言葉(たとえば地域名や診療内容)がタイトルや見出しから消えてしまうことがあります。
- 内部リンクの切れ:ページ同士のつながりが変わり、重要なページへの導線が弱くなることがあります。
デザインを一新するときほど、「見た目がすっきりしたから文章も整理しよう」と情報を削りがちです。削る前に、そのページがどれだけ読まれているかを確認することが大切です。
技術的な設定ミスに関する原因
公開直後に起こる、設定ミスによる事故もあります。これは気づくのが遅れるほど影響が大きくなります。
- テスト用のnoindexが残る:制作中のテスト環境には、検索結果に出さないための指示(noindex)を入れます。公開時にこれを外し忘れると、新サイトが検索結果に載りにくくなります。
- robots.txtの誤設定:検索エンジンのクローラー(巡回プログラム)に「サイト全体に入らないで」と伝える設定が、そのまま公開されることがあります。
- 表示速度の悪化:大きな画像や動画、重い装飾を多用して表示が遅くなると、患者さんの離脱につながります。
- スマホ表示の不備:来院を検討する方の多くはスマートフォンで見ています。スマホで文字が小さい、ボタンが押しにくい、といった状態は避けたいところです。
予約につながる導線の見直しについては、歯科医院のホームページから予約が入らない原因7選も参考にしてください。
リニューアルの種類で変わるリスクと、Googleの「サイト移転」の考え方
「リニューアル」と一言でいっても、作業の中身はさまざまです。種類によってリスクの大きさが変わります。
リニューアルの種類とリスクの目安
- デザインのみ変更(URL・文章はそのまま):比較的リスクは小さいです。ただし、タイトルや見出しの文言、内部リンク、表示速度が変わらないか確認が必要です。
- URL構成も変更:リスクが一段上がります。URLの対応表と301リダイレクトが必須の作業になります。
- ドメイン変更(例:旧ドメインから新ドメインへ):リスクが大きい作業です。リダイレクトに加え、Search Consoleのアドレス変更ツールの利用が必要になります。
- HTTPS化(http→https):すでにhttpsなら不要ですが、まだhttpの場合は、Googleでも「サイト移転」にあたります。
- CMS(サイトを管理する仕組み)の変更:WordPressなどの仕組みを替えると、URLの形式やタイトルの自動出力の仕組みが変わり、意図せずURLやタイトルが変わることがあります。
これらが重なるほどリスクは高まります。たとえば「デザイン変更+URL構成変更+CMS変更」を同時に行う場合は、確認項目が増えます。可能なら、一度にすべてを変えず、段階を分けることも選択肢です。
Google公式の「サイト移転」の考え方
Googleの検索セントラルでは、HTTP→HTTPS、ドメインの変更、URLのパスの変更は、いずれも「サイト移転」として整理されています。公式ドキュメントの要点は、次のとおりです。
- 旧URLと新URLの対応表(URLマッピング)を作ること。
- 旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定すること。
- 公開後は、旧URLと新URLの両方のトラフィックを観察すること。
- 段階的に移転できるなら、テストしてから範囲を広げるのが望ましいこと。
- ドメインを変更するときは、Search Consoleの「アドレス変更ツール」を使うこと。なお、同じドメインの中でURLだけを変える場合は、このツールは使いません。
この記事の後半の手順は、これらの考え方を、歯科医院のサイトに当てはめたものです。正式な手順や最新の仕様は、記事末尾の参考情報に載せた公式ページで確認してください。
事前準備:まず現状を把握する
リニューアルの打ち合わせを始める前に、「今のサイトの何が働いているのか」を把握しておきます。ここを飛ばすと、残すべきページを知らないまま作り直すことになります。
調べておくデータと見る場所
- Search Console:検索流入の多いページと、検索されている言葉(クエリ)を確認します。直近の期間を、できるだけ長く取って保存しておきます。
- GA4:閲覧の多いページ、スマホとパソコンの比率、問い合わせや予約ボタンのクリックにつながるページを確認します。
- 全URLの一覧:今のサイトにあるすべてのURLを一覧にします。制作会社に、専用のツールで取得してもらう方法が一般的です。
- 被リンク:他のサイトから自院のサイトへ貼られているリンクの数と、リンク先のページを把握します。地域の団体、学会、提携先などからのリンクが旧URLを指していることがあります。
- Googleビジネスプロフィール:登録しているウェブサイトのURL、予約リンクのURLを確認します。
これらは、リニューアル後に「前と比べてどうか」を見るための基準にもなります。作業前の数字を残しておかないと、あとで落ちたのか変わらないのかが分からなくなります。
「残す」「統合する」「消す」の判断基準
一覧ができたら、ページごとに扱いを決めます。次の目安で整理するとよいでしょう。
- 残す:検索流入が多い、問い合わせや予約につながっている、他のサイトからリンクされている、診療内容の説明として今も正しい。
- 統合する:似た内容のページが複数ある、どれも流入が少ない、まとめたほうが患者さんに分かりやすい。統合する場合は、旧ページから統合先に301リダイレクトを設定します。
- 消す:すでに実施していない診療や、終了したお知らせなど、情報として不要または不正確なもの。流入や被リンクがないかを確認してから消します。
判断に迷うページは、無理に消さず、残す側に倒しておくのが安全です。また、残すページの文章を更新する場合も、医療広告等ガイドラインに沿っているかの確認が必要です。表現の見直しは、歯科ホームページのNG表現と言い換え集が参考になります。
院長が決めておくこと
現状把握を制作会社に任せきりにせず、院長ご自身が次の点を決めておくと、打ち合わせがスムーズです。
- リニューアルの目的(予約を増やす、採用を強化する、診療内容を伝え直す、など)。
- どうしても残したい情報(医院の理念、院長の紹介、アクセス、診療時間)。
- 変えたくないURL、変えてもよいURL。
- 公開を希望する時期と、院内で確認に使える日数。
URLマッピングと301リダイレクトの作り方
URLを変える場合の中心作業が、旧URLと新URLの対応表(URLマッピング)です。ここは制作会社の作業ですが、院長が中身を見て理解できると安心です。
対応表に入れる列の例
表計算ソフトで、1行を1つの旧URLとして作ります。列の例は次のとおりです。
- 旧URL:現在のサイトのURL。
- 新URL:リニューアル後に対応するURL。
- 扱い:残す、統合、削除のどれか。
- 検索流入・閲覧数の目安:Search ConsoleやGA4で確認した、優先度の判断材料。
- 被リンクの有無:外部から貼られているかどうか。
- リダイレクト設定の確認:設定済みか、動作確認が済んだか。
- 備考:統合の理由、担当者のメモなど。
この表があれば、公開日にどの旧URLが、どの新URLにつながるべきかを、ひとつずつ点検できます。
1対1で対応させる考え方
301リダイレクトとは、「このページは恒久的に引っ越しました」と検索エンジンとブラウザに伝える転送の設定です。基本は、旧ページの内容に最も近い新ページへ、1対1で転送します。
- 「インプラント」の旧ページは、新サイトの「インプラント」のページへ。
- 統合した場合は、統合先のページへ。
- 該当する新ページがまったくない場合に限り、関連の近い上位ページ(診療案内の一覧など)を検討します。
すべての旧URLをトップページに転送するやり方は、避けてください。行き先と内容の対応が分からなくなり、患者さんにとっても不親切です。
リダイレクトを維持する期間
301リダイレクトは、少なくとも1年は維持するのが目安とされています(Googleの担当者が言及しています)。移転の内容が検索結果にすべて反映されるまでには、数か月かかることもあります。サイトを管理する会社が変わる場合や、サーバーを解約する場合は、リダイレクトの設定が消えないよう、引き継ぎの際に必ず伝えておきましょう。
ここでの「必ず」は、手順上の注意です。リダイレクトを維持しても、順位の維持や上昇が保証されるわけではありません。
新サイトの制作中にやること
制作の段階で気をつけておくと、公開後のトラブルを大きく減らせます。
テスト環境の管理
制作中の新サイトは、本番とは別のテスト環境に置くのが一般的です。このテスト環境は、検索結果に出ないようにします。
- noindexの指示、またはパスワード(ベーシック認証)で、検索エンジンから見えない状態にしておく。
- 公開時に解除する項目を、制作会社と事前にリスト化しておく。
- テスト環境のURLが、公開後に本番のリンクの中に紛れ込んでいないかを確認する。
引き継ぐべき要素
残すと決めたページについては、次の要素を新サイトに引き継ぎます。
- タイトルタグ・見出し:検索されている言葉(地域名+診療内容など)が残っているか。
- 本文:説明の量や内容が、大きく減っていないか。
- 内部リンク:重要なページへの導線が、新しい構成でも維持されているか。
- 構造化データ:医院名、住所、電話番号、診療時間などを検索エンジンに伝える情報が、新サイトにも入っているか。
- 画像のalt:画像の説明文(alt属性)が引き継がれているか。
- 表示速度:画像のサイズを適切にするなど、旧サイトより遅くなっていないか。
これらを全部同じにする必要はありません。改善することも大切です。ただし、変えるときは、意図して変えていることが重要です。
医療広告のチェック
リニューアルは、表現を見直す良い機会でもあります。医療機関のウェブサイトは、2018年(平成30年)6月から医療法上の「広告」として規制の対象です。令和8年3月30日には、指針の名称が「医療広告等ガイドライン」に改められ、最終改正されています。
文章を引き継ぐ際も、新しく書く際も、貴院で最新のガイドラインを確認してください。制作会社が確認できるのは、問い合わせ先の明記や禁止語句の有無といった形式面までです。治療内容や効果の説明が正確かどうかは、医療機関側でご判断いただく必要があります。具体的な言い換えは、こちらのコラムにまとめています。
フォーム・計測タグの再設定
見落としやすいのが、フォームと計測の設定です。
- 予約フォーム・問い合わせフォームが、新サイトで動くか。送信テストで、院内にメールが届くかも確認する。
- 電話番号のタップで発信できるか。
- GA4やSearch Consoleの計測タグが、新サイトにも入っているか。
- 予約や電話などの成果(コンバージョン)の計測設定が、引き継がれているか。
広告を出している場合は、広告のリンク先URLが変わるかどうかも確認が必要です。リンク先が変わっていたり、404になっていたりすると、費用だけがかかってしまいます。
公開日と公開直後の確認
公開日は、作業が一気に動く日です。ここで確認項目を決めておくと、慌てずに済みます。
公開日に確認すること
- noindexが解除されているか。
- robots.txtで、サイト全体を拒否する設定になっていないか。
- サイトマップ(サイトのページ一覧を伝えるファイル)が正しく出力されているか。
- 主要な旧URLにアクセスして、新URLへ転送されるか。
- 転送が301になっているか(一時的な転送の302になっていないか)。
- フォームと電話リンクが動くか。
- スマホとパソコンの両方で、表示を確認したか。
公開直後に行う手続き
- Search Consoleでサイトマップを送信する。
- ドメインを変更した場合は、アドレス変更ツールの手続きを行う。
- Search Consoleで、インデックスやクロールのエラーが出ていないか確認する。
- GA4で、アクセスと成果が記録されているか確認する。
- Googleビジネスプロフィールの、ウェブサイトのURLと予約リンクを更新する。
- SNS、地域の掲載先、紹介サイトなど、外部に載せているURLを更新する。
外部の掲載先のURLを更新しておくと、リダイレクトに頼らず直接新URLに来てもらえます。リダイレクトを維持しながら、少しずつ更新するのが現実的です。
移行チェックリスト(公開前・公開日・公開後)
ここまでの内容を、時期別のチェックリストにまとめました。制作会社と一緒に、1項目ずつ確認してください。
公開前のチェックリスト
- Search Consoleの検索流入データ(ページ別・クエリ別)を保存した。
- GA4の閲覧の多いページと、成果につながるページを記録した。
- 現サイトの全URLを一覧にした。
- 被リンクが多いページを把握した。
- ページごとに「残す・統合・消す」を決めた。
- 旧URLと新URLの対応表を作成し、院長も内容を確認した。
- 301リダイレクトの設定内容を、公開前にテスト環境で確認した。
- 残すページのタイトル・見出し・本文を、引き継いだ。
- 構造化データと画像のaltを、引き継いだ。
- 表示速度とスマホ表示を、確認した。
- 医療広告等ガイドラインの観点で、文章を医院側で確認した。
- フォーム、計測タグ、広告のリンク先を、確認した。
公開日のチェックリスト
- テスト用のnoindexを解除した。
- ベーシック認証など、アクセス制限を外した。
- robots.txtの内容を確認した。
- サイトマップのURLが正しいことを確認した。
- 主要な旧URLを、実際に開いて転送を確認した。
- 転送が301であることを確認した。
- 404になる旧URLがないか、一覧で確認した。
- フォームの送信テストと、電話リンクの動作を確認した。
- GA4が計測できていることを確認した。
- スマホ・パソコンで、トップページと主要ページを確認した。
公開後のチェックリスト
- Search Consoleにサイトマップを送信した。
- ドメイン変更の場合、アドレス変更ツールを利用した。
- Search Consoleのエラー(404やインデックス登録の問題)を確認した。
- Googleビジネスプロフィールのウェブサイトと予約リンクを更新した。
- SNSや各種掲載先のURLを更新した。
- 外部のリンク元に、URL変更をお願いする先を整理した。
- 公開後1週間ごとに、検索流入と問い合わせ数を記録している。
- 旧URL・新URLの双方のトラフィックを観察している。
- リダイレクトの維持期間(少なくとも1年)を、担当者間で共有した。
- サイトの管理会社が変わる場合に備えて、リダイレクト設定の引き継ぎ方法を決めた。
公開後のモニタリング
公開して終わりではありません。公開後の数週間から数か月は、変化を観察する期間です。
一時的な変動と本当の下落の見分け方
移転の直後は、検索結果の表示が一時的に揺れることがあります。慌てて設定を何度も変えると、かえって状況が分かりにくくなります。見分けるためには、次のような観点が役立ちます。
- 下がったのは全体か、一部か:特定のページだけなら、そのページの設定やリダイレクトを疑います。
- 旧URLと新URLの合計で見る:新URLへ移る途中の期間は、旧URLの流入が減り、新URLの流入が増えます。両方を足して比べます。
- エラーが出ているか:Search Consoleでエラーやインデックスの問題が出ていないか確認します。
- 時期要因を考える:医院の診療や検索のされ方には、季節や休診期間による波があります。前年の同じ時期や、リニューアル前の記録と比べます。
目安としては、設定ミスが原因のものは公開直後に確認し、すぐ直します。一方、順位の揺れは、数週間から数か月かけて落ち着くかを見ます。ただし、いつ戻るか、戻るかどうかは保証できません。
直す優先順位
問題が見つかったときは、次の順で対処すると効率的です。
- サイト全体に影響する設定:noindex、robots.txt、サイトマップ、サーバーのエラー。
- リダイレクトの不備:流入や被リンクが多い旧URLから順に直す。
- 評価されていたページの内容:タイトル・見出し・本文が、リニューアルで大きく変わっていないか見直す。
- 内部リンクと表示速度、スマホ表示:改善を進める。
- 外部の掲載先のURL更新:順次進める。
ここで大切なのは、感覚ではなく、公開前に保存した数字と比べることです。予約や問い合わせにつながる導線の改善は、こちらのコラムで整理しています。
業者に確認する質問リストと見積もりのチェック
ここからは、制作会社との打ち合わせで使える質問です。専門用語が出てきたら、遠慮なく「それは何ですか」と聞いてください。分かりやすく説明できる会社かどうかも、判断材料になります。
業者に聞く10の質問
- 現在のサイトのURLを、一覧にして調べてもらえますか。
- Search ConsoleやGA4のデータを見て、残すページを一緒に決めてもらえますか。
- 新サイトでURLは変わりますか。変わる場合、その理由は何ですか。
- 旧URLと新URLの対応表を、公開前に見せてもらえますか。
- リダイレクトは1対1で設定しますか。トップページへの一括転送になりませんか。
- テスト環境のnoindexは、公開日にどのように解除し、誰が確認しますか。
- 公開日に確認する項目を、チェックリストで共有してもらえますか。
- 公開後のSearch Consoleの確認や報告は、いつまで、どのような形で行いますか。
- 計測タグやフォームの設定は、作業に含まれていますか。
- リダイレクトは少なくとも1年は維持する想定でよいですか。サーバーや管理会社が変わる場合は、どう引き継ぎますか。
- 順位の維持や上昇を、約束する説明をしていませんか。(結果を保証すると言う会社には注意が必要です。)
見積もりで確認する項目
見積もりの内訳に、「移行作業」が含まれているかを確認しましょう。デザインとコーディングだけの見積もりで、移行の作業が別料金、または含まれていないことがあります。
- 現状調査(URL一覧、データの確認)。
- URLの対応表の作成とリダイレクトの設定。
- 公開日の作業と確認。
- 公開後の確認(Search Consoleのエラー対応、サイトマップの送信など)。
- 計測タグ・フォームの再設定。
- 公開後の修正対応の範囲と期間。
金額の多い少ないよりも、「何が含まれていて、何が含まれていないか」を明確にすることが大切です。含まれていない項目は、後から追加になるおそれがあります。
私たちマザーハンズでも、リニューアルのご相談では、まず現状のURLと流入の確認から始めます。制作の進め方は、広島のホームページ制作のページもご覧ください。
リニューアルの時期の考え方
移行作業は、公開日の前後に確認が集中します。時期の選び方も、リスクを左右します。
避けたい時期と選びたい時期
- 診療時間や休診日の変更と重なる時期:サイトの情報とGoogleビジネスプロフィールの情報がずれやすくなります。
- 繁忙期や連休の直前:公開後に問題が見つかっても、対応する人が不在になりやすい時期です。
- 公開日が週末・休診日の直前:制作会社と医院の双方に連絡がつきにくくなることがあります。
平日の、制作会社と連絡が取りやすい日に公開し、公開後数日間は即座に対応できる体制をつくるのが理想です。
院内の確認に使える日数
院内での確認には、思った以上に日数がかかります。診療の合間に確認するため、まとまった時間が取りにくいからです。
- 文章と写真の確認に、診療の合間に使える時間を見積もる。
- スタッフにも見てもらう場合は、その期間も含める。
- 修正の往復が何回できるかを、制作会社と合意しておく。
確認が遅れて公開日が詰まると、公開日の確認がおろそかになります。余裕を持ったスケジュールが、結果的にリスクを下げます。なお、新規開業にあわせたサイトの準備は、歯科開業のWeb準備スケジュールで整理しています。
よくある質問
Q. デザインだけ変えて、URLを変えなければ、順位は落ちませんか。
URLを変えなければ、リダイレクトに関するリスクは避けられます。ただし、タイトル・見出し・本文の変更、内部リンクの変化、表示速度の悪化などで変動することはあります。順位の維持を保証するものではありません。
Q. 古いページが多くて、どれを残すか判断できません。
Search ConsoleとGA4で、検索流入と閲覧の多いページを確認することから始めます。流入が多い、問い合わせにつながっている、被リンクがあるページは、残す側で検討します。迷うページは、すぐに消さず、制作会社と相談してください。
Q. リダイレクトは、どのくらいの期間設定しておけばよいですか。
少なくとも1年は維持するのが目安とされています。サーバーの移行や管理会社の変更があるときは、設定が消えないように引き継ぎをしてください。
Q. ドメインを変えたいのですが、注意点はありますか。
ドメインの変更は、サイト移転の中でも影響が大きい作業です。301リダイレクトに加えて、Search Consoleのアドレス変更ツールを使います。Googleの公式ドキュメントで手順を確認し、制作会社とも段取りを共有してください。
Q. 公開後に順位が下がったら、すぐに元に戻すべきですか。
まず、設定ミス(noindex、robots.txt、リダイレクト)がないかを確認します。設定に問題がなければ、旧URLと新URLの合計や、公開前の記録と比べながら、数週間から数か月の単位で様子を見ます。原因が分からないまま、何度も変更を加えるのは避けましょう。
まとめ|落とさないための手順を、今日から順に
今日やること
- Search ConsoleとGA4にログインできるか確認する。
- 制作会社に、「URLは変わりますか」「リダイレクトはどうしますか」と質問する。
- Googleビジネスプロフィールに登録されているURLを確認する。
今週中にやること
- 検索流入と閲覧の多いページのデータを保存する。
- 現サイトのURLを一覧にしてもらう。
- 「残す・統合・消す」の方針を、制作会社と話し合う。
- 見積もりに移行作業が含まれているかを確認する。
今月中にやること
- URLの対応表を確認し、リダイレクトの方針を決める。
- 公開日の確認項目を、チェックリストにして共有する。
- 公開時期と、院内の確認日程を決める。
- 公開後の観察方法と、報告の頻度を決める。
繰り返しになりますが、これらの手順は、順位の維持・上昇を保証するものではありません。避けられる原因を一つずつなくすための、実務の手順です。
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サイトリニューアルでお困りの歯科医院さまへ|広島のマザーハンズにご相談ください
マザーハンズ株式会社は、広島市中区を拠点に、歯科医院のホームページ制作・SEO・広告運用・保守管理をご支援しています。
「作り直したいが、検索順位が落ちないか心配」「今のサイトのどのページを残すべきか分からない」といったご相談も、即日対応で承ります。
医療広告等ガイドラインの確認を前提に、貴院の現状を拝見したうえで、優先順位をつけてご提案します。まずは歯科サイト制作・マーケティング支援のページ、またはお問い合わせフォーム(お電話:050-3708-0206)からお気軽にご相談ください。

